楽しかったGWも終わりすっかり暖かくなると、屋上の亀も脱皮の季節です。

そしてBMW R1100RTも脱皮の季節です。

東北ツーリングで悩まされたエンジンのオイル漏れの為に、ガスケット類を交換することにしました。
ついでに、エンジンの腰上OHということになります。
実は、去年の年末に宇都宮へ行ったときから、その症状が出ていたのに、その後、高速長距離走行が無いとその症状が出ないので、忘れていたのです。
プラグホールをエアーで吹いて、クランクを上死点に合わせ
エキパイを引き抜いて

インジェクションを外そうとしたら 少しずれています。

バックファイアーの時に、ずれたのでしょう。
バックファイアーした覚えは数年前なので知らずにずっとこのまま走っていたことになります。
ヘッドカバーを外し

タイミングチェーンテンショナーの押さえバネのホールドボルトを外し

カムスプロケットのキャップを外すとカムスプロケットが見えます。

このセンターのボルトをクランクが回らないようにギアを入れて、リアブレーキを掛けながら緩めるのですが、相当固いです。
カムチェーンと、スプロケットがずれないように、タイラップで縛っておきます。

スプロケットを外し、スタッドボルトのナット4ケとM6ボルト5本を外すと、。

カムとロッカーアームまでのアッセンブリーが外れます。

カムチェーントンネルの奥のM8ボルトとM6ボルト各1本を緩めて、ゴムハンマーで叩きながらゆすっていくとシリンダーヘッドが外れます

オイルラインの前の所のフィンがオイルでコベコベでした。

やはりここからオイルがリークしていたのです。

バルブはきれいに焼けています。 ヘッドのカーボンは、7万キロ走行の割には少ないほうかな?
ビストンヘッドのカーボンも、こんなものでしょう。
左側のシリンダーは、インジェクションに配線があり、下にアース線が有るので注意です。

左は、たいしてオイルリークはしていないようです。


ピストンヘッドとシリンダーヘッド、バルブのカーボンを掃除して


シリンダーのカムチェーントンネルの奥のM8ボルトとM6ボルト各1本を緩めて、ゴムハンマーの柄をフィンに掛けてこじってやるとシリンダーが抜けます。クランクケースとシリンダーは、液体パッキンを使用しているのでちょっと力が要ります。

今回、ピストンリングも交換することにしました。

シリンダーヘッドと、カム・ロッカーアームアッセンブリーは、ディーラーの京都モータークラブに持ち込んで見てもらいました。
カムに少し傷があり、リフターに虫食いがあります。
カムは、値段が高いのでそのまま使用。リフターのみ交換
シリンダーヘッドは、バルブのシートカット、バルブ摺り合わせとガイド交換をお願いしてました。
後は、部品と作業完了待ちです。
その間に、液体パッキンの除去や掃除でもして待ちます。