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R1100RTのエンジン腰上OH バラシ編
2010-05-13 Thu 19:26
楽しかったGWも終わりすっかり暖かくなると、屋上の亀も脱皮の季節です。P1080487.jpg


そしてBMW R1100RTも脱皮の季節です。P1080462.jpg


東北ツーリングで悩まされたエンジンのオイル漏れの為に、ガスケット類を交換することにしました。

ついでに、エンジンの腰上OHということになります。

実は、去年の年末に宇都宮へ行ったときから、その症状が出ていたのに、その後、高速長距離走行が無いとその症状が出ないので、忘れていたのです。


プラグホールをエアーで吹いて、クランクを上死点に合わせ
エキパイを引き抜いてP1080463.jpg

インジェクションを外そうとしたら 少しずれています。P1080464.jpg

バックファイアーの時に、ずれたのでしょう。
バックファイアーした覚えは数年前なので知らずにずっとこのまま走っていたことになります。
ヘッドカバーを外しP1080465.jpg

タイミングチェーンテンショナーの押さえバネのホールドボルトを外しP1080467.jpg

カムスプロケットのキャップを外すとカムスプロケットが見えます。P1080468.jpg

このセンターのボルトをクランクが回らないようにギアを入れて、リアブレーキを掛けながら緩めるのですが、相当固いです。
カムチェーンと、スプロケットがずれないように、タイラップで縛っておきます。P1080469.jpg

スプロケットを外し、スタッドボルトのナット4ケとM6ボルト5本を外すと、。P1080466.jpg
カムとロッカーアームまでのアッセンブリーが外れます。P1080470.jpg


カムチェーントンネルの奥のM8ボルトとM6ボルト各1本を緩めて、ゴムハンマーで叩きながらゆすっていくとシリンダーヘッドが外れますP1080474.jpg

オイルラインの前の所のフィンがオイルでコベコベでした。 P1080472.jpg
やはりここからオイルがリークしていたのです。P1080473.jpg

バルブはきれいに焼けています。 ヘッドのカーボンは、7万キロ走行の割には少ないほうかな?
ビストンヘッドのカーボンも、こんなものでしょう。
左側のシリンダーは、インジェクションに配線があり、下にアース線が有るので注意です。P1080476.jpg

左は、たいしてオイルリークはしていないようです。P1080478.jpg

P1080478.jpg
ピストンヘッドとシリンダーヘッド、バルブのカーボンを掃除してP1080479.jpg
P1080480.jpg

シリンダーのカムチェーントンネルの奥のM8ボルトとM6ボルト各1本を緩めて、ゴムハンマーの柄をフィンに掛けてこじってやるとシリンダーが抜けます。クランクケースとシリンダーは、液体パッキンを使用しているのでちょっと力が要ります。P1080481.jpg

今回、ピストンリングも交換することにしました。P1080482.jpg


シリンダーヘッドと、カム・ロッカーアームアッセンブリーは、ディーラーの京都モータークラブに持ち込んで見てもらいました。
カムに少し傷があり、リフターに虫食いがあります。
カムは、値段が高いのでそのまま使用。リフターのみ交換
シリンダーヘッドは、バルブのシートカット、バルブ摺り合わせとガイド交換をお願いしてました。

後は、部品と作業完了待ちです。

その間に、液体パッキンの除去や掃除でもして待ちます。
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