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若柳寿延舞踏公演(金剛能楽堂)
2009-04-20 Mon 15:51
4月18日
P1050187.jpg
今日は、若柳寿延舞踏公演(金剛能楽堂)の日です。

若柳流四世家元若柳寿延
今回は、洋楽とのコラボレーションと言うことで、
P1050203.jpg P1050211.jpgバイオリンとフルートとの共演です。


私の、鼓の師匠 望月太明成先生は、
P1050196.jpg鳴り物担当です。

そして私は、望月太明成 先生のワークショップの時間に各楽器の音色や音の表現の説明の後、踊りとの取り合わせの説明のときに、小鼓の若柳美香也さんと一緒に 大鼓(おおかわ)を打つ役です。


この日の為に、友人の 悉皆屋「もり匠」で作ってもらった着物と袴も、この日がデビューです。
P1050236.jpg

ほんの5分ほど、舞台に上るだけなのですが、初めてなので、もう大変です。

舞台に上るなんて、小学校の 学芸会 以来です。

それなのに、初舞台が 金剛能楽堂だなんて・・・・・・・。



そんな舞台を、お茶の先生も見に来てくださいました。

大鼓(おおかわ)は、音を出すのに、準備が大変です。
電熱器(昔は炭火)で暖めて、皮をしっかり張って、調べ(朱色の麻紐)をしっかり締めて、さらに小締めで締め上げます。

普段お稽古ではこんな作業は出来ないので、そのまま打っているので、ちゃんとした音を出したことがありませんでした。

今回は、本番なので、師匠の準備万端整った大鼓を打たしてもらいます。

楽屋では、近隣問題もありちゃんと音は出せません。

さあ、  いよいよ出番です。

下浚えの時に、美香也さんに教えてもらった入り方もうまく出来ず、いきなり緊張が走ります。

所定の位置に座り
師匠の説明後、曲が始まりました。

テンスケテンスケ~~テン チョン タカポカポン

この 「チョン」 が始めて舞台で、ほんまもんの大鼓を打った音です。

この音が、会場を突き抜けていくように響き渡ったように感じました。

なんといい音なのでしょうか。
今までの緊張が嘘のように快感に変わりました。

その後、打ち続けていくうちに、変調のところで、少しづれだし、元に戻すのにあせって、汗が吹き出てきます。

袴に汗が落ちるのが見えたのですが、「もり匠」が撥水加工をしておいてくれたので、汗はそのまま転がっていってくれました。

2曲目のアドリブも、それなりに 楽しんで打つことが出来ました。

曲が終わり、舞台を立とうとすると、袴のすそを踏んでうまく立てません。
何とかごまかして立つと、舞台出口の にじり戸から出るときに、又裾を踏んでしまい、ガタンと大きな音を立ててコケかけてしまいました。 会場の人たちにばれたかなあ。


その後の演目はプロの仕事ですから、舞台袖から楽しんで拝見です。


こうして、無事? 公演は終わりました。

懇親会では、最後に、チッチ君の音頭で「五本締め」にて
P1050240.jpg締めくくられました。

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